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「きれい」なデザインに価値はない!?

(2023年2月17日配信のメールマガジンの一部をこちらにも掲載します)

こんにちは。

いろりデザイン室の武田えいこです。
もう2月も中ですか!

年末に全ての仕事を綺麗に納めて、
新たな一年を丁寧に積み上げていくぞって
思ってたんですけど、
もう早くも半端ない散らかり感。笑

新たな「課題」に毎日頭フル回転してます。
そう、デザインって課題解決なのです。

「きれいか、それとも魅力的か」

今日はそんなお話をしたいと思います。

小学生の娘が
「ダンスが習いたい」
と言い出しました。

「小学生の子供がダンスを習いたい」と言って、
近所のダンススクールを探すとします。

あなたはまず何から始めますか?

私は、とりあえず「地名、ダンス、小学生」
でググってみました。

一番初めに出てきたところは、
誰でも知ってる会社が母体の大手ダンススクール、
全国展開してるとこでした。

家から近いし、
気軽に始められそう、
大手で安心だし、
初めての習い事にとりあえずやってみたら!?って感じで、
週に1度習い始めました。

習い始めて1年、
娘はダンスにハマり、
週に1度じゃ物足りない、

もっと本格的に習いたいと
言うようになったんです。

大手のシステム的な感じよりも、
個人で娘とじっくり向き合ってくれるところは
ないかなと思ったんです。

そこで、また検索を始めます。
次は大手じゃなくて、
個人でやってるところ。

ググってもなかなか出てこないから、
インスタ見てみたり。

いろいろしてるうちに、
ひとつのダンススクールのホームページに
行きつきました。

そして、いろいろ読んでるうちに、
「絶対ここがいい!」
って先生に出会ったのです。


さて、私がここに娘を入れたい!
って思った理由はなんだったでしょうか?

正直、
お世辞にもおしゃれなホームページではありません。

素人の手作り感満載のホームページなのです。

デザイナー目線で言うと、

もうちょっと色を減らしたらいいのに、とか、
このフォントに変えたらいいのに、とか
余白入れたら見やすくなるのに、とか

いろいろあるんですけど、
正直そんなことどうでもよかった。

何に釘付けになったかというと、
先生の熱意がビシビシ伝わる文章なんですよね。

例えば、、
ーーーー

習い事選び、迷いますよね、という親目線での寄り添い。

ダンスを通じて、私が大切にしてることは
これなんです、って言い切るところ。

なぜ私がダンスを教えているのか?
子供たちに伝えたいこと。
あなたの人生、こんな未来が見えるよ、って見せてくれるところ。

ダンスに熱中すると、
実際にこんなふうに子供たちが変わっていくんですよという事例。
子供への愛が感じられる。

踊るのがとにかく楽しいが伝わってくる子供たちの写真。

先生が好きで仕方ない、子供たちと親の声。

ーーーー

そう、先生の「魅力」が伝わってくるんです。

その証拠に、このダンススクール常に満席状態。

しかも、そろそろ空いてないかなーって
定期的に見にくる親(←私)がいる。

多少値段が高くても、
ちょっとぐらい遠くても

この先生に習わせたいな、
って思うんだろうなって。

・地域の子供たちにダンスを教える。
・定員満席にする。

というホームページの課題は見事に解決されてるわけです。

デザインで何よりも大事なことは、
お客さん目線に立った時に、

「ああこの人、魅力的だな」

と思ってもらえるかどうかです。

「おしゃれだな、キレイだな」じゃダメなんですよね。

そんなもん、大手会社のホームページが
おしゃれでキレイなん当たり前ですから。

大手は広告にもお金かけてますから。

スモールビジネスで大切なのは、
その人の魅力をいかに伝えるか。

「どうやったら魅力が伝わるかな?」

これは人それぞれ違います。

マニュアルはありません。
そしてトライアンドエラーなんです。

あなたの課題はなんでしょうか?

ここをお一人お一人じっくり一緒に考えていくメニューを
今年はご提供したくて、今準備してます。

お披露目できるようになったら
こちらでお知らせしますね。

ではまた。

春になったら、
アトリエをグリーンでいっぱいにしたくて物色中。

早よ春来い。

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