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鮮明に焼きつくエピソード

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こんにちは。
いろりデザイン室の武田えいこです。

「最近、息子さんどう?」

毎朝、学校に行きたくなくって、
下を向きながら
トボトボ歩く息子を見かけて、

私に声をかけてくれる
上の階のおばちゃんがいます。

「困ったことあったら、
いつでもしゃべりに来て。

答えなんかないんやから、
しゃべるだけで
楽になることもあるから。」

私は子供のことに関しては、
不思議なほど心配はしてなくて、
受け入れるしかないし、

そのうちなんとかなるだろう
と呑気に思ってたんです。

と言いながら、
毎朝毎朝、
息子に寄り添って
ご機嫌をとる日もあれば、

「今日はママ絶対仕事行かなあかんねん!」
「こっちが泣きたいわ!いい加減にして」
と大声でぶちぎれることも。

上の階に一部始終
聞こえてるんでしょうか。笑

「管理人さんも私も
子供達を見守ってるから。
仕事がんばって!
行ってらっしゃい!」

今朝、
そう声をかけてもらって、
泣けるほど嬉しかった。

今これ書きながら、
なに、私泣いてるやん。

ちょっとは
悩んでたんでしょうか。

優しすぎる言葉に
心を掴まれてしまったんでしょうか。

一人で生きてるんじゃないんだなぁと。

たった一言で今日一日頑張ろうと。

冷たいと言われてる現代社会だけど、
日本には優しい人いっぱいいるよ。

子供が産まれてから、
こういう優しさに
いい映画一つ見たくらい
ジーンとすることが多いんです。

それで、私は
こうやって心が動いた時は、
忘れないうちに
文章を書くことにしています。

先日、5年ぶりに会った友人に、

「えいこさんが書いてる文章を
密かにずっと読んでいて、
いつも共感しかない。」

って言ってくれて
びっくり!

どうやったら書けるか教えて欲しい
って聞かれたんですが、

テクニックなんてもの私は
持ってません。

ただ、自分が心を動いた瞬間を
シーンで描写してるんです。

「私は嬉しかった」というより、

「泣けるほど嬉しかった。
今これ書きながら、
なに、私泣いてるやん。」

って書いた方が伝わるし、

「私は感動した」というより、
「いい映画を一つ見たくらいのジーン」

って書いた方が伝わりますよね。

でも、これって
私が今、

本当にマジで
涙流しながら書くぐらい、
心が動いてるから書けるんです。

以前、
師匠に言われたことがあります。

文章を書くときも、
セミナーで話すときも、

「えいちゃんはもっと
自分のことをさらけださなあかんわ」
って。

当時「いやです。」
と言った覚えが…笑

自分のこと喋るの苦手だし、
スマートに見られたいし。

私のことなんて、
誰が興味あるんだろう。

それよりもお役立ち情報を
プロらしく語らなきゃ。

ってどこか思ってました。

だけど、
これまで受けたセミナー、
思い出してみてください。

頭に残ってるのって
具体的なエピソード
ではありませんか?

それで、
この人のこと好きだなぁとか、
この人のことを
他の人にも紹介したいとか
思いませんでしたか?

そのストーリーこそが、
他の人との
差別化ポイントなんですよね。

抽象的な美しい言葉を並べても、
全く頭に入ってきません。

コンテンツは
巷に溢れかえってるわけで、
みんな一緒やんーってなるんです。

これは少々訓練が必要です。

私も初めてブログを書いたときは、
びっくりするくらい
つまらない文章しか書けなかったし、

初めてセミナーしたときは、
ありきたりな言葉しか出なくて、
時間を持て余して仕方なかった。

これを打破するためには、
毎日毎日、自分の気持ちを
正直にさらけ出し、
絞り出すしかないです。

そういう意味で、
子育てというのは
ネタをたくさん提供してくれて
ありがたい存在です。

葛藤の息子も
優しいおばちゃんも
ホントありがとうです。

なんか伝わってないな、
と思う人は、

発信内容が
綺麗すぎる言葉になってないか、
自分だけのストーリーになってるか
チェックしてみてくださいね。

今やってる
オリジナルセミナー作りのワークショップでも、

抽象的な言葉を
できるだけ具体的に掘り下げて、

シーンがありありと
思い浮かぶように伝えましょう。

ということを取り組んでもらってます。

こちらのワークショップ
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大切な相手に伝えるために、
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