column

今日の出会いを
綴ります

  1. HOME
  2. コラム
  3. バリで強烈なデトックス旅

バリで強烈なデトックス旅

————–
2024年8月19日配信のメールマガジンの一部をこちらにも掲載します)
メルマガ登録はこちらより
————–

こんにちは。
いろりデザイン室の武田えいこです。

1週間、
自分自身への休暇として
バリ島のウブドに行ってきました。

参加したのは、
私の人生の転機ともなった方、
いわさきゆうこさんが主催する
ヨガリトリートです。

子供を置いて、
身軽に出かけられるなんて、
それだけでバカンス〜ぐらいの気持ちで
ルンルンでかけたわけです。

ところがところが、
待っていたのは
ガチのデトックスリトリート。

まさに心の旅でした。⁡

1週間毎日、
ヨガ、瞑想を繰り返す。

ここまでは想定内でしたが、
それに加え、言い渡されたのは、

誰とも会話禁止、
なんと食事抜き、
クレンズハーブとジュースだけ。
スマホも読書もダメ。

一切のインプットをやめ、
自分だけに集中せよ。

感情を全部ノートにジャーナリングせよ、
とな。⁡

絶句。
かなりガチな修行やないですか。

まず、、、
食事は旅の一番の楽しみであって、
「食べるために生きてる」
食いしんぼうな私からしたら、

聞いてないわ!
初めから知ってたら、
絶対申し込んでないわ!
えらいとこに来てしもた。
<修行その1>

次に。
ルームメイトとも、
一切の会話ができない。

これは私はストレスではないと
思ってたのですが、

割り当てられた
ルームメイトが
普段からよく知ってる、
超おしゃべりな方。

もうね、
顔を見たら
喋りかけられそうなんで、⁡

目も合わせず、
隣のベッドで
気配は感じるけど、全部無視。

にこりともしない。
とにかく自分に集中。

喧嘩して背を向けて寝る夫婦、
みたいな感じでした。
<修行その2>

⁡そして参加したのは、
私以外ほぼヨガの先生という。⁡

私は、
決してヨギーではございません。

ヨガ中、腕痛いなぁ、
瞑想中、足痺れるなぁ、、
まだ終わらんかなぁ、
と雑念だらけのやつです。

完全、場違いなとこに
野性の勘だけで来てしもた私。

⁡ということすら、発することもできず、

途中、
なんでせっかくの休みに
こんな苦しみを味わってんの!!
とキレてみたり笑

⁡それでも、
向き合うのは目の前のノートだけ。

ひたすら、
浮かび上がってくる自分の感情を
ノートに書くのです。

もうね、
書くしかやることないから、
書くんですよ。

 

ただひとつ、
目の前に広がってる景色は
本当に素晴らしくて。⁡

南国の深い緑の森に、
窓から広がる田園。
聴こえるのは鳥やカエルの鳴き声。

⁡急に降る美しい浄化の雨と、
太陽が照らす雫の光。
日本より断然涼しい、
心地よい風。


ただただ、感じる。

五感をフルに使って、
心と対話する。

そんなことしたことありますか?

私はしたことがありませんでした。

⁡写真も撮れない、
おしゃべりもできない、
ごはんも楽しめない、
読書もできない、

ヨガと瞑想タイム以外は、
めっっっっちゃ暇なんです。⁡

だって、なーんもすること
ないんですから。

「最近、時間が経つの速く感じませんか?」

旅立つ前に、ある方から言われたのです。

「人は地上に足をつけてるより、
宇宙や高いところにいると
時間が速くなるんですよ。
(相対性理論)

今って、スマホで空から常に
情報をとってきてるじゃないですか。

それって、地上にいながら、
地に足がついてないみたいなもんじゃないかな」

その時は、ふーんなるほど、
おもしろい説ね、
と思ってたんです。

それをそのまま
今回のバリで、しかと体感しました。

毎日、土に足がついてる感覚。

消化にエネルギーをかけることなく、
体の中の老廃物を全部出し、
感情を出し、
なぜだか溢れる涙を流す。

一つ一つの動きをしっかり
自分で眺めてるんです。

今、風が心地いいな。
今、雨の匂いが懐かしいな。
今、腸が動いてるな。
今、イラついてるな。
今、甘いもの欲しいな。

今、自分は何を感じてる?
今、どうしたい?

自分にだけフォーカスしてると、
なんとも時間がゆっくり流れるんですね。

時間の長さは体感3倍くらいです。

まるで、
スローモーションのような。

その証拠に、
おもしろい現象がありました。

 

ひとつ前のメールに書きましたが、
7月初めに私は足を骨折してたんです。

旅立つ3日前に、
無理やりギブスを外してもらい、

まだ痛みのある足を引きずって
旅立ったんですね。

レントゲン見ても、
「まだ骨がくっついてないから、
歩き回ったらあかんよ」と
お医者さんに釘を刺されながら。

正直、行きの空港の中を歩くのも
きついくらいでした。

ところが、
この修行を始めて5日後、
なんと足の痛みが
嘘みたいになくなったんです。

本当嘘みたいに、、、です。

1ヶ月かかっても
なかなかくっつかなかった40代の骨が
この1週間で、完璧に元の状態に。

お医者さんもびっくりです。

これ、体感時間3倍だったから、、、
じゃない!?

そして修行時間が解き放たれた日。

仲間たちとおしゃべりしながら、
楽しいディナーをしました。

5日ぶりのご飯は、
それはそれは美味しくて、
話に花が咲いたんですけど、

そこからはまた時間が
ものの見事に元通り、3倍速。

帰国してから、
もう1週間以上過ぎてますけど、
もはや何してたか
覚えてないほどのスピードです。

今回の旅は、
忘れられない
素晴らしい体験となりました。

本当に大切なものを見つける、

と言うよりは、
削ぎ落として削ぎ落として、
輪郭をはっきりさせるという表現が
いいのかもしれません。
⁡⁡
「何もしない時間、
それは最高にラグジュアリーです。

どんな高級車よりも、どんな高級ホテルよりも、
最高に贅沢な時間なのです」

最後に、ヨガの師がそう教えてくれました。

そう、だから私は
「もう何もいらんっ!」
て思いながら帰国しました。

でも、分かってます。
すぐに欲望やエゴに⁡まみれるんでしょう。

でも、いいんです。

ビジネスをこれから
拡大していきたいと思っていた私にこそ、
今、そう今、必要な旅でした。

このリトリートは、
参加者一人一人、違った気づきがあり、
デトックスの成果がすごかったので、
来年9月にも開催されるそうですよ。

<もう募集されてます!!>

詳しくはこちら

 

今回、ご一緒してくださった
沈黙のルームメイトは、
CITTA手帳考案者の青木千草さんです。

そして、時間の理論を教えてくださったのが、
編集者の鈴木七沖さん。

そうそう、
このお二人のトークセッションが、
今週末、大阪であるのです。

 

この旅を終えての
千草さんのお話を聴けるのも楽しみです。

お申し込みはこちらからどうぞ
https://x.gd/rgcgw

今、多くの経営者にとって必要なのは、
ビジネスのノウハウよりも、
感性の磨き方なんじゃないかな。

その中でも私の人生において、
「旅」がとても大切です。

↑ブックデザインさせていただいた書籍「CITTA LIFE」

書店に並んでます。
読むと旅に出たくなりますので、
ぜひお手に取ってくださいね。

 

————–
2024年8月19日配信のメールマガジンの一部を掲載しています)
メルマガ登録はこちらより
————–

コラム

コラム一覧